入試は願書から始まります。

   これまでたくさんの願書を拝見してきましたが、 
   ここ数年、パターン化した願書がとても増えているように感じます。


   本屋さんに行けば願書の書き方のマニュアル本はたくさんありますし
   お受験の塾やネットでも願書の書き方は教えてくれます。

   こうしたものを利用することはいいのですが、
   願書の最初から最後まで、よく見るパターン化した文言が書き連ねてあったら、
   志望する学校の先生方の印象はどうでしょうか。

   願書にはオリジナリティ(真似をしないことも含めて)が必要だと思います。
   ここでいうオリジナリティということには二つあります。
   一つは、表現(言い回し)のオリジナリティ。
   もう一つは、内容のオリジナリティです。



   表現のオリジナリティということ

   たとえばこんなことがありました。
   願書を読ませていただいた限りでは可もなく不可もない内容で、
   あまり印象に残らなかったのですが、
   実際にお話を伺うと、お子様に対する考えがしっかりしていて、
   お子様も、十分それにこたえている様子でとても感心しました。

   しかし、それがまったく願書にいかされていない。
   文章にする表現力が乏しかったこともありますが、
   お手本の枠の中で書こうとしていることも原因だと思います。

   お手本に近い願書は安心かもしれませんが、
   そのために大切なことを伝えられなかったとしたら、
   そのことの方が不幸だと思います。



   内容のオリジナリティということ。

   では、願書に書く内容がみつからないという場合、
   このようなときはどうしたらいいでしょうか。
   背伸びして現実にそぐわないことを書いても、面接官にはわかってしまいます。

   でもあきらめることはありません。
   その場合は、面接試験のある11月にどんな家庭環境で、子供が成長してほしいかを念頭において、
   願書を書くことをおすすめしています。
   願書の内容がが目標になるような、そんな願書を書いておくのです。

   志望校は決まっている必要はありません。
   「志望理由」「ご家庭での教育方針」「お子様の長所短所」など、
   質問項目は、学校によってそうは変わりません。
   ですから、できるだけ早い時期に願書を書き始めることをおすすめします。
   
1年あれば、願書に書いた理想を現実に変えることもできます。
   面接にも、自信を持って臨めます。
   
   入試は願書を書くことから始まります。




  「願書工房」では、「添削コース」と「制作コース」の二つのコースを用意しました。
  


  
  文章にしたときの表現力に自信が無いという方には       を、



  

  願書に書く内容から整理して願書に取り組みたいという方には       を、お勧めしています。